建築士定期講習(一級・二級・木造共通)とは

建築士(一級・二級・木造)定期講習とは、改正建築士法(平成20年11月28日施行)の規定により、 建築士事務所に所属する建築士に義務付けられた講習です。
建築士事務所に所属し業務に従事する建築士は、 建築士資格を有した後、3年ごとに国土交通大臣の登録を受けた登録講習機関が行う 「建築士定期講習」の課程を修了することが必要となります。

受講資格要件

建築士(一級・二級・木造)資格を有している者であること。

※建築士事務所に所属していない建築士でも受講できます。

※一級・二級・木造を複数お持ちの方は、上位の定期講習をお申し込み下さい。
(例)一級と二級を登録 → 一級を受講すれば二級も受講したものとみなされます。 (士法施行規則 第17条の37)

建築士定期講習の時間割及び講義科目

1)講習は1日間とし、全6時間で実施し、テキストを使用した講義(5時間)と修了考査(1時間)の構成です。

2)講習の時間割

建築士定期講習時間割表

時限 時 間 科 目 内 容
  09:00 受付  
  09:30 講習ガイダンス 講習目的、諸注意事項説明
1   建築物の建築に関する法令に関する科目
1.建築士法
  休憩  
2 建築物の建築に関する法令に関する科目 1.建築基準法
  昼食休憩 質問対応
3 建築物の建築に関する法令に関する科目 1.その他関係法令の改正等
  休憩  
4 設計及び工事監理に関する科目 1.最新の建築技術
2.設計及び工事監理の実務動向
3.建物の事故事例・処分事例、職業倫理
4.設計及び工事監理に関し必要な事項
  休憩  
  修了考査ガイダンス  
  修了考査  
  17:30 講習修了案内  

修了考査概要と修了証発行

1、修了考査の目的

修了考査は、国土交通省登録講習機関において建築士法で定められた講習課程を受講した建築士が、 建築士(一級、二級、木造)として求められる知識、能力、および義務等について、 その理解度を判定するために行う。

2、修了考査の方法

  1. 修了考査の時間は60分以内とする。
  2. 修了考査は、一級定期講習がQ1~Q40まで、二級定期講習がQ1~Q35まで、 木造定期講習がQ1~Q30までの「出題」について「正誤式」(○×)で回答する。
  3. 修了考査ではテキストを参考資料として活用できる。
  4. 修了考査は講習受講者本人による筆記試験とする。

3、修了証の発行

受講者の修了考査の結果を、ATEC修了考査委員会で合否判定を行い、 修了者(合格者)には省令で定める修了証をATECより本人宛に送付します。

※修了考査の回答及び結果に関する問合せには一切応じていません。

講習受講料(消費税込み)

10,000円(テキスト代、修了証発行手数料含む)

注)現金でのお支払いは受け付けていません。指定口座へ振込んでください。

受講申込み方法

ATEC指定の「受講申込書」に必要事項を記入し、その他提出書類とともにを受付窓口へ持参して下さい!

受付窓口は東京土建の支部 または 全建総連神奈川県連の組合・支部です。
※郵送、講習会場では受付ません。

1.受講申込書の作成

ATEC指定の申込書に「記入例」を参照して作成してください。

2.受講申込みに必要な書類

1) 受講申込書(1通)

受講者1名につき1通の受講申込書となります。

※↑この「記入例」は、あくまでも見本なので、実際の「申込書」には受講希望者のデータを記入して下さい。

注1) 受講申込書はA4サイズの用紙に横向きで印刷をして下さい。

2) 建築士免許証の「写し」又は建築士免許証明書

所持する全ての建築士免許証の写しを添付してください。

3) 証明写真(縦4.0㎝×横3.0㎝) 1枚

証明写真の裏面に記名し、全面糊づけの上、受講申込書の所定欄に貼付してください。

注1) 無帽、正面、無背景、身体の上三分身、6ヶ月以内の撮影
注2) スナップ写真、不鮮明な写真、デジカメ写真、色付眼鏡着用での写真等、本人が確認できない写真は不可。

4) 振替、振込を証明する書面

下の指定口座に受講料をお振込ください。振込終了後、その振込を証明する書面(ATM利用明細等)のコピーを、受講申込書の所定欄に貼付してください。

受講申込の受理及び受講票の発行

東京土建の支部または全建総連神奈川県連の組合・支部(受付窓口)より受講申込書が提出された後、 記載事項その他必要な添付書類等を審査し、申込書を受理します。申込書の受理が完了した受講者に対して、 講習日のおよそ7日前に受講票を本人宛に送付します。